彫刻機を自在に操る！Gravostyle™ソフトウェア活用術
今回は、Gravostyle™ を使って彫刻機をより使いこなす方法をご紹介します。
彫刻や切断作業を行う際、欠かせないのがソフトウェアです。「初めて彫刻・デザインソフトを使うけれど大丈夫かな？」と心配な方もご安心ください。Gravostyle™ ソフトウェア は習得しやすく、他のデザイン・グラフィックソフトとの連携もスムーズに行えます。
彫刻とカッティングを支えるソフトウェアの役割
彫刻・切断用のソフトウェアは、機能面においてプリンタ用ソフトウェアと似ている部分があります。
- どちらも、彫刻したいモノを デザインしたり、テキストを入力 したりすることができます。
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さらに、彫刻・切断を行う機械の設定 もソフトウェアで行えます :
- 彫刻する部分と切断する部分を指定する
- 機械の種類に応じて、彫刻の深さを設定する
- 作成したデータは、ソフトウェアを通じて 彫刻・マーキングマシンに送信 され、実際に彫刻が行われます。
彫刻ソフトウェアは、デザインと彫刻・マーキングマシンをつなぐ架け橋のような役割を果たし、作業を効率化させ、期待通りの正確な仕上がりを実現します。
革新を続ける彫刻ソフト Gravostyle™ とは
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Gravostyle™ は、彫刻機メーカーであるグラボテック（旧グラボグラフ）が1998 年以来、独⾃開発してきた彫刻・切断用ソフトウェア です。彫刻ユーザの声を反映させながら絶えず進化を続け、常に最新のニーズに適応しています。
レーザー彫刻機と機械式彫刻機を併用している方にとって、Gravostyle™ の大きなメリットは、両方のマシンを同じインタフェースで操作できる点にあります。
単なる パラメータ設定やファイル送信機能に留まらない のが、Gravostyle™ の特徴です。他社の彫刻・切断ソフトとは異なり、デザイン機能も搭載しているため、より クリエイティブな作業が可能 です。
Gravostyle™ を使えば、次のような作業が全て行えます :
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デザインの作成、図形の作成、テキストの入力、写真の取り込み・編集
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彫刻オプションの設定
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作成した作品の彫刻機への直接送信
なぜ Gravostyle™ を選ぶのか？
彫刻・切断作業をより効率化させる Gravostyle™ には、他にはない便利な機能が満載です。 一般的なデザインソフトには見られない、彫刻の世界に特化した高度な機能が揃っています。
マトリックスモード
大量生産に最適なクリエイティブ機能です。 統一された要素をグリッドに沿って複製 したり、定義済みの変数を使用してテキストを変更しながら 動的に複製 したりすることができ、一度に複数の彫刻を送信できます。 たとえば、カットする形は同じでも、彫刻されるテキストは異なるといった場合に便利です。
パラメータライブラリ
Gravostyle™ は、ご使用の当社素材に基づいて、彫刻機の自動設定 を可能にします。 レーザー機器の場合は、パワーと速度が、機械式機器の場合は、カッターやその他のツールのパラメータが含まれます。
ネスティング機能で材料を無駄なく活用
ネスティング機能を使えば、カットする形状を自動的に配置 し、材料の使用効率を最適化することができます。無駄な材料を減らし、コスト削減に貢献します。
ポイント＆シュート機能で簡単配置・サイズ測定
レーザー彫刻機と機械彫刻機両方に搭載されたポイント＆シュート機能は、レッドポインタ を使って彫刻 位置を確認 するだけでなく、寸法測定にも役立ちます。彫刻したい物理的な領域を直接オブジェクト上に定義し、その情報を Gravostyle™ に取り込むことができます。
デザインソフトと Gravostyle™ の連携で作業効率アップ
Gravostyle™ は彫刻機の操作だけでなく、デザインや 彫刻テキストの作成も可能だと説明しました。 しかし、実は CorelDRAW、Adobe Illustrator、AutoCAD®、SolidWorks などのグラフィックや技術系のデザインソフトと連携することもできるのです。 デザインソフトで作成したデータは、Gravostyle™ に取り込んで彫刻設定を行うだけで、そのまま彫刻することができます。
Gravostyle™ インタフェースは、設定ソフトや彫刻データ送信ソフトとして単独で利用可能です。デザインソフトに慣れている方であれば、新しいソフトを覚える必要がなく、作業効率を大幅に向上させることができます。
デザインソフトとGravostyle™ の機能を最大限に活用するために、以下の 様々な形式 でデータをインポートすることができます :
- .dxf,
- .pdf,
- ai など
ファイルをベクター形式で保存することで、プランを再作成することなく、Gravostyle™に直接インポートすることができます。
Gravostyle™を彫刻または切断に使用するかどうかにかかわらず、機械に送る前に、マークまたは切断が必要なすべてのものを設定することができます：
- パラメーター
- パワー
- スピード
- 深さ...
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グラフィックソフトとの連携で作業効率アップ Gravostyle™では、機械の動作を識別するためのカラーコードが用意されています :
デザインソフトでこれらのカラーコードを正しく設定しておくと、インポート時に Gravostyle™ が自動的に読み込んでくれるので、作業時間を大幅に短縮できます。 |
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デザインソフトから直接レーザー彫刻へ
グラボテックの プリントドライバ 機能を使えば、グラフィックデザインソフトから直接彫刻・切断データを機械に送信できます。Gravostyle™ ソフトウェア を経由する必要はありません。いつもの「ファイル」メニューから「印刷」コマンドを選択するだけです。
補足 : 現時点ではプリントドライバ経由でのポイント＆シュート機能は使用できません。ただし、Gravostyle™と併用することで、特にオブジェクトのカスタマイズにおいて、位置合わせ作業をより簡単かつ迅速に行うことができます。
看板やデザイン 制作 においては、基本的に素材そのものを使用するため、位置合わせは最優先ではありません。重要なのは、レーザー加工が確実に素材上で行われるようにすることであり、プリントドライバはそうした作業をシンプルかつ高速化します。
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プリントドライバとマシン制御について プリントドライバ機能は、機械制御タイプの彫刻機には対応しておりません。これらの彫刻機で彫刻・カットを行う場合は、Gravostyle™ ソフトウェアを使用してツールパスを管理し、機械に指示を送る必要があります。 |
Gravostyle™ドライバの使い方
プリントドライバを使った彫刻は、以下の4ステップで行えます。
1 - ワークスペースの設定 : まずは、彫刻機のサイズに合わせて作業領域 (ワークスペース) を 設定 する 必要があります。
2 - カラーコードの確認 : ドライバがファイルを認識するため、適切な カラーコード が使用されていることを確認してください。
3 - 印刷機能を使う : 「ファイル」メニューから「印刷」機能を選択してください。
4 - ドライバでの設定 : プリントドライバ にて、彫刻機の出力 (パワー) や速度などの 設定を行います。
まとめ
Gravostyle™ は、ユーザの皆さまとの共同開発により設計された 柔軟なソフトウェアパッケージ です。25年以上にわたる継続的な開発により、信頼性と適応力が証明され、機械制御の分野で確固たる地位を築いています。あらゆる使用形態に適合するように作られています。
使いやすく直感的な操作性で、豊富な機能が彫刻や切断作業の 時間の節約 と効率化をサポートします。
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