ジュエリーバイヤー、ジュエリーデザイナー、小売業者にとって、多くのジュエリー彫刻機から1台を選択するのは、決して簡単ではありません。 このガイドブックでは、お客様の用途に最適なジュエリー彫刻機を選択する際に、考慮すべきポイントをまとめてお伝えいたします。
アイデアをカタチにしたり、オリジナル加工を内製化したり、生産時間の短縮や機器のアップグレードなども含め、様々なニーズにお応えします!
グラボテック(旧グラボグラフ)は、機械式・回転式彫刻機 M10 JewelやM20 Jewelジュエリーレーザー彫刻機 WeLase™やLW2など、ジュエリー彫刻ができる4つの専用マシンを提供しています。
このガイドブックでは、以下の様々な基準に基づいて、最高のジュエリー彫刻機を選定します:専門知識、予算、ジュエリーの種類、彫刻の種類、作業環境、機械式彫刻/レーザー彫刻、さらにソフトウェアなど
お客様にとって最適なジュエリー彫刻機タイプを選ぶには、まず彫刻加工や彫刻機に関してどの程度の知識を有しているかが判断基準となります。
M10 Jewel | M20 Jewel | WeLase™ | LW2 | |
---|---|---|---|---|
彫刻技術 | 機械彫刻 | 機械彫刻 | レーザー | レーザー |
習得目安時間 | ⏱ | ⏱⏱ | ⏱⏱ | ⏱⏱⏱ |
コンピュータの必要性 | ✗ | ✔ | ✔ | ✔ |
Windows™タブレット対応 | ✔ | ✔ | ✔ | ✗ |
ジュエリー彫刻機タイプには、複数の種類があり、それに応じて予算も幅広くあります。投資収益率(ROI)は、お客様のニーズに合った最適なジュエリー彫刻機を選択する1つの基準です。
その他に、予算、現在~将来にかけての生産量、消耗品のコストや使用コストなどがあります。
予算が限られている場合 は、機械式彫刻機の方が良いかもしれません。機械式タイプはお手軽ジュエリー彫刻機として導入されており、レーザー彫刻機よりも早く利益を上げられるとも言えます。
しかし、大量の彫刻を行う場合は、レーザー彫刻機の方が加工時間が短く済み、より効率的な生産を行えます。
ここでは、ジュエリー彫刻機はどれくらいの費用がかかるのかを説明します。考慮すべきさまざまなコストを理解するのに役立つ概要から解説します。
M10 Jewel | M20 Jewel | WeLase™ | LW2 | |
---|---|---|---|---|
彫刻技術 | 機械彫刻 | 機械彫刻 | レーザー | レーザー |
初期費用 | $$$ | $$$ | $$$ | $$$ |
ランニングコスト(電気、保守、部品) |
低 | 低 | 中 | 中 |
消耗品*のコスト | $$$ | $$$ | $$$ | $$$ |
投資収益率(ROI)**を迅速に実現するための生産量 | 低 | 中 | 高 | 高 |
*消耗品には、カッター、ダイヤモンドカッター、潤滑剤、塗料、薄め液などが含まれます。
**1~6ヶ月間の投資収益率(ROI)は、1日あたり10~40個のアイテムを1個500~1000円で彫刻した場合(機械により異なる)で計算しています。
ご希望の彫刻に関するサポートやアドバイスが必要ですか?
名入れをするジュエリーの形や種類によって、複数のジュエリー彫刻機タイプがあります。もし複数アイテムに彫刻しようと考えている場合には、これから購入するマシンは、それぞれに対応する必要があります。
• 普段使いの指輪や結婚指輪、バングルなど、円筒形のジュエリーにのみ刻印を入れたい場合
M10 Jewelはリングとバングルの彫刻に特化した彫刻機です。回転装置を内蔵しているため、リングの内周・外周のどちらにも対応の指輪彫刻機です。
• ペンダントやブレスレットなど平面だけでなくリングにも刻印を入れたい場合
彫刻マシンM20 Jewelとレーザー彫刻機WeLase™は、汎用性の高い機械です。リングの内周・外周、マリッジリング、平面プレート付ブレスレット、円筒形のバングルや曲線的なデザインのアイテムも彫刻が可能です。
• • 大きなサイズのアイテム(金属製のカップ、ウォッチケース)に彫刻をしたい場合
WeLase™やLW2などのリングレーザーや、彫刻マシンM20 Jewelなら、より大きなアイテムを彫刻することができます。
各マシンがどのタイプのジュエリーに彫刻できるかを示した表を参考にしてください。